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Channel: 弁護士,弁理士うつぼいわ の活動日誌
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法律家のためのChromebook:情報集約のスプレッドシートを作る。

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2018-08-02記載
情報集約のスプレッドシートを作っておくと便利です。一々電話番号どこかとか探す必要がありません。




 

1  情報集約のためのスプレッドシートにプラス

訴訟をするとき、当事者名、住所、連絡先、裁判所の住所、電話番号、FAX番号などを一覧に書いておくと便利です。
それにプラスしておくと便利なものを書き散らします。

1.1 証拠説明書、証拠の一覧

証拠説明書は、表紙とは別に一覧表として作成すると便利です。スペレッドシートが効率がよい。

号証、証拠の標目、原本・写しの別、作成日、作成者、立証趣旨、備考欄などを作ったフォームを作れば、自動的に一覧表が作成されます。

フォームには、提出しないものも含めても有用です。刑事で検察官がやるように、検番番号で証拠を管理することも可能となります。

フォームから反映された表は、フィルターをかければ、提出のみの一覧表が作成できます。

反映された表を適当に成型して一覧表が完成です。

1.2 定型文の保存


裁判所提出書面には、定型文も多くあります。

・証拠説明書の一覧表を別紙にした場合の証拠説明書表紙

・期日請け書

などは、ほぼ定型文です。表計算ソフトで文書を作成するのは、あまりすすめられませんが、定型文については、いったんつくってしまえば楽です。

1.3 請求書の保存


請求書は、課税分についての消費税、源泉徴収があり、断然、スプレッドシートにしておくのがよいです。

1.4 送付状の保存


定型文の部類ですが、送付状は、何を送ったか、何枚送ったかの自分用の記録でもあります。枚数については、数えながら入力して、合計枚数も自動的に設定しておけば、かなり作業効率が良くなります。

1.5 住所ラベル


住所ラベルは、別途の住所入力用スプレッドシートから作成可能です。できたものを、データ固定化(普通は、vlookup関数などを用いてるので)して、それ専用の情報集約スプレッドシートにコピーしておく。

最近は、ラベル用のシールラベルもあまり使っていません。

アナログですが、A4にぴったりにしてハサミで切って、糊で貼る。

これでも十分便利です。あまり、数が多くない場合には、有用です。

2 印刷方法


スプレッドシートで印刷する場合は、Googleスプレッドシートの場合は、少し注意が必要です。

選択>印刷(Ctr-p)>(印刷設定)、印刷>選択中のセル

で印刷するのが通常です。

標準(100%)以外で印刷すると、当然ながら、たとえば指定のフォントも大小となります。それなので、裁判所向けの定型文の場合は、思考錯誤して、適切に作成する必要があります。

3  よいのができたら、使いまわす


よい情報一覧表ができたら、

ファイル>コピー作成

でスプレッドシートごとコピーし、リネームします。

別のところで、よりよい書式、定型文ができたら、

(シート表題部分を右クリック)
別のワークシートにコピー

でそのシートだけを別のスプレッドシートにコピーでき、使い回すことができます。


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